ワインジャーナリストとして知られる山本昭彦氏の著書『絶対はずさないおうち飲みワイン』50本に選ばれた6本が楽しめる家飲みワインの決定版的6本セットができました！ワイン初心者の方から上級者まで、誰でもが楽しく飲めるように工夫して山本氏が選んだワインが揃っています。

新しい生活様式を実践する今、おうち飲みをする人が増えた一方で、ワインの選び方がわからないという方も数多くいらっしゃいます。この本は、そんな方のために書かれたワイン選びのガイドブック。読んでいくにしたがってステップアップして、最後は「自分で選んだワインでワイン会を開く」というゴールを目指した形になっています。

この本について山本昭彦氏にご説明頂きました。

「世間にはワインガイドはたくさんありますが、どうしても専門的な言葉や説明が多く、一般の方には難しいものになっています。この本では、極力、難しい表現はやめて、わかりやすい表現でワインを紹介しています。

おうち飲みワインの条件として、「1本2500円以内で、どこでも手に入れることができること」「親しみやすく、日常の生活に寄り添うもの」「普段の食事に合うもの」「ワイングラスの形状は問わないもの」をポイントにしました。この条件をクリアしているのが今回選んだ50本になります。」

今回のセットでは、山本昭彦氏が選んだ50本の中から、「ランゲ ロッソ（G.D.ヴァイラ）」「モンテプルチアーノ ダブルッツォ（マシャレッリ）」「タロ プリミティーヴォ ディ マンドゥーリア（サン マルツァーノ）」の赤3本と、「カメレオン アルヴァリーニョ（ジョアン カブラル アルメイダ ）」「グリューナー ヴェルトリナー ヴィジョン オーガニック（マルクス フーバー ）*」「ヴェルディッキオ デイ カステッリ ディ イエージ クラシコ（サルタレッリ）」の白3本の合計6本をお楽しみ頂けます！

今回のセットに入っているワインについて『絶対はずさないおうち飲みワイン』に選んだポイントを山本昭彦氏にお聞きしました！（直接お聞きできなかったワインについては著書から抜粋）

■ランゲ ロッソ（G.D.ヴァイラ）

「バローロやバルバレスコを生むネッビオーロはタンニンの固い長期熟成型の代表ですが、このワインは近づきやすい。タンニンは軽やかでフレッシュな酸があり、バランスが取れています。難しい顔をしてチビチビするのではなく、ゴクゴクと飲みたくなります。熟成したネッビオーロのしおれたバラの香りもいいですが、重厚な品種を若々しく仕上げたカジュアルなワインもいいものです。」

■モンテプルチアーノ ダブルッツォ（マシャレッリ）

「まず、価格がお手頃です。そしてイタリアの中でも有名すぎる産地ではなく、土着品種を使うなど地方性があります。そして情熱のある、物語を持っている造り手だということです。アブルッツォ州は、日本ではほとんど知られていない土地になりますが、そんな土地でもこれだけすごいワインができるということを知ってもらいたいと思って選びました。」

■タロ プリミティーヴォ ディ マンドゥーリア（サン マルツァーノ）

「協同組合が量から質に転換を図り土着品種がモダンなワインに変身。サンマルツァーノはその代表。プリミティーヴォディマンドゥリアは強い日差しを受けて凝縮したタンニンと果実味を蓄える品種。粗野になりがちだけれど醸造技術で滑らかな質感に仕上げています。濃厚だけれども洗練されています。南イタリアの太陽を感じるワインです。」

■カメレオン アルヴァリーニョ（ジョアン カブラル アルメイダ ）

「アルバリーニョを紹介したいと思って選んだワインです。アルバリーニョは、今はN.Y.のトップソムリエたちが好んで使っていますし、ロンドンやN.Y.の高級寿司店でも非常によく使われています。日本では寿司にはシャブリのイメージがあって、あまり知られていませんが、実はアルバリーニョは和食によく合うんです。」

■グリューナー ヴェルトリナー ヴィジョン オーガニック（マルクス フーバー ）

「ヴェルトリーナーは焼鳥に合います。「バードランド」でも「焼鳥ならヴェルトリーナー」と勧められました。この造り手はビオロジック栽培をしていて、特徴としては、ハーブっぽさもあり、特に出汁を使った料理によく合います。オーストリアは国全体としてオーガニックに取り組んでいるイメージもありますよね。」

■ヴェルディッキオ デイ カステッリ ディ イエージ クラシコ（サルタレッリ）

「ヴェルディッキオの指標となる生産者。安ワインのイメージもありましたがサルタレッリは別物。有機栽培で気合の入ったワインをものにしています。こうしたコスパの高い土着品種が見つかるのがイタリアの面白さ。海のものなら何でも受け入れる懐の深い白ワインです。」

とにかく、飲み心地が良く、味わいもしっかりとした6本で、“絶対はずさない”の言葉そのもの！おうち飲みライフを充実させてくれること間違いなし。ぜひお楽しみください！

（*）掲載時は「グリューナー ヴェルトリーナー フーゴ」でしたが、ラベル・商品名が変更になっています。

山本昭彦氏略歴

読売新聞に入社後、洋楽関連の記事の執筆に従事。90年代にパリを訪問した際、トゥールジャルダンで飲んだフランスワインに感動。日本ではワインがニュースになることもまれな時代、産地を直接訪問して知識を深める。その後、ヨミウリ・オンラインのワイン欄を担当。2014年に独立後、購読制ワインサイト「ワインレポート」を設立。フランスを中心に世界を駆け回り、ワインに関する情報を発信。ヴィノテーク、ワイン王国など専門誌はもちろん、ロック評論も専門誌に寄稿。著書に 『ブルゴーニュと日本をつないだサムライ（イカロス出版）』『50語でわかる！最初で最後のシャンパン入門（講談社）』『読めば身につく! これが最後のワイン入門（講談社）』『死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン（講談社+α新書）』『おうち飲みワイン100本勝負（朝日新書）』『絶対はずさないおうち飲みワイン（朝日新書）』など。

オススメPOINT

●ワインジャーナリスト山本昭彦氏著『絶対はずさないおうち飲みワイン』掲載の赤3本、白3本が入っています！

●「親しみやすく、日常の生活に寄り添うもの」「普段の食事に合うもの」がポイント！

●イタリア、オーストリア、ポルトガル。それぞれの国の個性が楽しめます！

セット内容

ランゲ ロッソ

各畑の若い樹を使って造られるカジュアルワイン。余韻は短いがどんな料理にも合わせやすいピエモンテでは貴重なワインです。18～24ヵ月間、一部をステンレスタンクで、一部は木樽で熟成。紫がかったルビー色。エレガントで甘いフルーツの香りと同時に花やスパイスの豊かで調和のとれた香りが漂います。

品種：ネッビオーロ、バルべーラ、ドルチェット、フレイザ、アルバロッサ、ピノ ネロ

産地：ピエモンテ

タイプ：赤

モンテプルチアーノ ダブルッツォ

アブルッツォを代表するマシャレッリの大人気モンテプルチアーノ。しっかりとしたストラクチャー、果実味が豊かで、心地よい酸と上品なタンニンのバランスがとれたエレガントな味わい。お手頃価格で程よい凝縮感が楽しめます。

品種：モンテプルチアーノ

産地：アブルッツォ

タイプ：赤

タロ プリミティーヴォ ディ マンドゥーリア

『リアルワインガイド』旨安大賞2019受賞！　まずは濃密で複雑な香り。黒果実に少し赤果実、ドライフルーツも。ハーブや土っぽさに甘いバニラ香。いわゆる高級ワインの香りですな。口に含むと…目の詰まった果実、酸もきちんとあり、タンニンは多いが細かくこなれている。個人的には好みではないが、良いワイン。ラベルもボトルもおしゃれ。しまった！M社のワインを褒めちまった！全然好みなんかじゃないんだからね！と言いながら、祝旨安大賞！

品種：プリミティーヴォ

産地：プーリア

タイプ：赤

カメレオン アルヴァリーニョ

イキイキとした華やかな香り。豊かな果実味の中にフレッシュな酸味とミネラルの旨みがしっかりと感じられる厚みのある味わい。若いアルバリーニョはサラダや魚介類に、熟成させると脂がしっかりのった食材やチーズにも合います。キンキンに冷やすとラベルのカメレオンが緑から青色に変わります。

品種：アルバリーニョ

産地：ミーニョ

タイプ：白

グリューナー ヴェルトリナー ヴィジョン オーガニック

ワインメーカーオブザイヤーに2度輝くマルクス フーバーのオーガニック グリューナー ヴェルトリナー。ライムやピーチの香り、ジューシーでエレガントでエキゾチックな味わい。ミネラルと塩味の後味が残ります。シーフード、チキン、サラダなどのお料理と相性が良いです。

品種：グリューナー ヴェルトリーナー

産地：ニーダーエステルライヒ

タイプ：白

ヴェルディッキオ デイ カステッリ ディ イエージ クラシコ

少し緑がかったレモンイエロー色、甘くコクのあるアロマ。青草、ミント、ハッカ、ミネラルの香り、うま味が凝縮された上品な果実の香りを持っています。アフターには特有のビターなニュアンスがあります。惹きつけられる魅力的な香りと口当たりで、味わいに厚みのあるヴェルディッキオです。ガンベロロッソ発行の『ベーレベーネローコスト2013』では、マルケ州No.1コストパフォーマンスワインに選ばれました。

品種：ヴェルディッキオ

産地：マルケ

タイプ：白