『ガンベロロッソ』が最優秀ワイナリーに選んだアブルッツォの生産者協同組合、カンティーナトッロが造る上級モンテプルチアーノ「アルディアーノ」。『ヴィーニタリ』で最高金賞を獲得したり、『ガンベロロッソ』でも毎年のようにコストパフォーマンスを評価。12ヶ月間の樽熟成によって造られる、重厚感と複雑味のある味わいを堪能できるモンテプルチアーノです。

トッロとブッキアニコエリアの標高130～200mに広がる石灰質混じりの畑に育つ、樹齢20～25年のモンテプルチアーノから造られます。畑は南～南東向き。じっくりと熟した10月中旬に収穫されます。熟成は30％をバリックで、残り70％をスロヴェニア産オークの大樽で12ヶ月間。その後、ボトルで6ヶ月間以上寝かせてからリリースされます。

濃厚な外観、グラスを回せば密度の濃さを思わせるワインの涙がグラスの中をゆっくりと落ちていきます。凝縮した果実を思わせるアロマ、そしてビターチョコやタバコのニュアンス。アタックはやわらかくてなめらかで、濃密。口の中に広がる芳醇で濃厚なフルボディの味わいはとてもこの価格とは思えない贅沢感。抜栓してすぐは固かったタンニンは徐々になめらかになり、1日が経過する頃にはさらに素晴らしい味わいに。時間をおいてもゆっくりとお楽しみ頂けます。<br ><br >

通常よりも厳しい基準で造られたリゼルヴァ

2007ヴィンテージからアルディアーノ モンテプルチアーノ ダブルッツォは「リゼルヴァ」となりました。というのも、モンテプルチアーノ ダブルッツォDOCの規定が改定され、通常のDOCよりも収量や熟成期間などの面でより厳しい基準で造られたワインに対して「リゼルヴァ」と表記できることになったのです。

実は、アルディアーノはリゼルヴァの規定が新たに設けられることになる以前から自主的にその厳しい規定で造っていました。もともとリゼルヴァとして認定される造りをしていたということなのです。国際的なコンクールでの受賞歴、そしてワインガイドでの高評価の数々。改めてアルディアーノがいかに凄いモンテプルチアーノであるかがわかります。

発展を続ける協同組合トッロ

カンティーナ トッロは、アブルッツォ州トッロにある生産者協同組合で、1960年に40の栽培農家が集まって設立されました。自分たちで醸造を始めたのが1962年、その後ボトル詰めを開始し、さらに自分たちの組合名を入れたワインの生産など徐々に進歩を続け、発展を続けています。 現在の組合員数は約1200、畑面積は3500ha、年間生産量は約1275万本にも及びます。

コストパフォーマンスワイン専門誌でイタリア最優秀ワイナリーに選出

イタリアでもっとも影響力のあるワインガイド、『ガンベロロッソ』が発行するコストパフォーマンスワインの専門誌『アルマナッコ デル ベーレベーネ2008』でイタリア最優秀ワイナリーに選出されたことにより、その知名度は一気に高まりました。『ルカマローニ』でも多くのワインが高得点を獲得するなど、驚異的なコストパフォーマンスで人気を博しています。