カラブリアの地にて古くからの土着品種をメインに、伝統を重んじつつも近代的手法を取り入れているカンティーネ ラヴォラータの「チロ ロッソ クラッシコ」です。カラブリアの伝統的な品種であるガリオッポを100％使用。栗の樽での熟成により独特の樽香を帯びています。しっかりとしたテイストの中に、ビロードのようなタンニン、フレッシュさと適度なジューシーさを感じます。フルボディでふくよかな味わいが印象的な赤ワインです！

伝統的品種ガリオッポを栗の樽で1年間熟成

畑はカラブリア州の北東部内陸部チロ マリーナ地区にあり、粘土質の土壌です。ブドウはカラブリアの伝統的な品種ガリオッポを100％使用。収穫は9月末から10月中旬の間に手作業で行われます。ブドウは温度管理されたステンレスタンクで発酵。その後、栗の木で作られた樽で約1年熟成。濾過を行った後にボトリングしています。

フルボディでふくよか、上質な味わいの赤

繊細なガーネットの反射を持つ強いルビーレッドの色調。香りは蒸留酒に漬けた赤い果実、プラムジャム、サワーチェリー、ドライイチジク、皮をむいたアーモンド、栗樽での熟成による独特の樽香も。濃厚で魅惑的、幅広く繊細なアロマ。口に含むと、しっかりとしてかつ、ビロードのようなタンニンと、フレッシュさと適度なジューシーさを感じます。フルボディでふくよか、上質な味わいの赤ワインをお楽しみ下さい！

カンティーナ ラヴォラータは1958年ヴィンチェンツォ ラヴォラータ氏によって設立されました。1970年代には革新的なワインメーカーであったイラリオ ラヴォラータ氏が、イタリア全土にカンティーネのワインを広めていきました。カンティーネはイオニア海とカタンザロ山脈に挟まれたスティラーノ アラーロと呼ばれる美しい渓谷の近くにある快適な町、ロッチェッラ ジョニカに位置します。この地域は、海や山から少し離れた場所にあります。気候条件、土壌、日照のおかげで、カラブリアと南イタリアの優れたワイン生産地となっています。

ラヴォラータは伝統的な家族経営で発展してきましたが、伝統を重んじつつも近代的手法を積極的に採用し、そのワイン造りは芸術の域に達しています。現在カンティーナは、ブドウ畑と生産を担当する醸造家のドメニコ（イラリオの息子）、管理面を担当するアデーレ、商業面を担当するドメニコ（ヴィンチェンツォの息子）とダニーロによって運営されています。DOCビヴォンジを筆頭とする優れたカラブリアワインの普及と、ギリシャ時代から知られるグレコ ネロ、グレコ ビアンコ、ガリオッポといった自生ブドウの厳選を通じて、常にこの地の価値向上と発展に邁進してきました。

常に先進的な考え方を持ち、醸造工程に繊細な配慮をすると共に、ブドウの厳密な選別を実行してワイン造りを続けてきた結果、近年マーケットから強く求められる品質に対する要求に十分応えることが出来ています。年々その高い品質はイタリア国内はもとより、世界各国より評価を高め、2006年ドイツで開催されたワールドカップのイタリア代表チームが宿泊したホテルでも採用され、好評を博しました。