南オーストラリア、バロッサ ヴァレーのフラックスマン ヴァレーにて有機栽培でブドウ作りを行う自然派"トム ショッブルック"の「カベルネ フラン」です。ヴァイン ヴェイル地域で育てたブドウを開放式のタンクで約6週間発酵しています。芳醇なベリーの果実味が口いっぱいに広がります。きめ細かいタンニンに素晴らしい凝縮感と適度な骨格。力強くもしなやかな味わいです。造り手のトムが「最新バージョン（2021ヴィンテージ）は興奮のボトルだ」とコメントしている素晴らしい出来のカベルネ フランです！

除梗したブドウを開放式のタンクで約6週間発酵

畑はバロッサ東部のヴァイン ヴェイル地域にあるイエローオレンジ色の粘土層が下部にある砂地土壌。カベルネ フランは、ヴァイン ヴェイルで栽培するには最適品種。ブドウはゆっくりと成熟し、発酵もスムーズに行えます。除梗したブドウを開放式のタンクで約6週間発酵を行います。その間1日に2回ほど手でピジャージュを実施（醗酵温度を確かめるという目的も）。遅い春か初夏にボトリングしています。

力強くもしなやかなカベルネ フラン

ヴァイン ヴェイル産のカベルネ フランは非常に小さな果実が収穫されます。野生のハーブ、フェンネル、ダークチェリー、プラム、タバコなどの素晴らしく高い香り。芳醇なベリーの果実味が口いっぱいに広がります。素晴らしい凝縮感と明るい果実味。適度な骨格があり、きめ細かいタンニンが、美しいクリーミーさを与えています。力強くもしなやかなカベルネ フランです。

最新バージョンの2021年は興奮のボトルだ

「このセカンド リリースのカベルネ フラン2021年は、2020年よりもさらにエキサイティングなものになりそうだ。昨年は、少し感動したとは言えないまでも、満足していた。しかし、最新バージョンは興奮のボトルだ（造り手トム ショブルックのコメントより）。」

トム ショブルックはフラックスマン ヴァレーで有機栽培のブドウから手作業でワインを造っている自然派の造り手。バロッサ出身のトムは農業を学んだ後、イタリアに渡り、キャンティ クラシコのリエチネで、ショーン オキャラハン氏の元で6年間働きました。2007年彼はオーストラリアに戻り、バロッサ ヴァレーにバイオダイナミック、低介入、自然なワイン造りを紹介。その後ビオディナミ農法に重点を置いたブドウ園を設立。地を尊重し、調和のとれたイキイキとしたワインを生み出す有機農法を採用しました。

現在、バロッサのフラックスマン ヴァレーに2ヘクタールのブドウ畑があり、2019年からブドウを収穫しています。収穫量はそれほど多くないですが、トムにとっては自宅の苗床で挿し木から育てたブドウの木の果実を育てる事はとてもエキサイティングな事でした。最終的には5ヘクタールほどのブドウ畑、果樹とナッツの混植果樹園となる予定です。

ワイナリーは海抜540メートルに位置。土壌は古い酸性土壌で、黄色いオレンジ色の粘土の上に砂質ロームが重なっています。砂質ローム層にはローズクォーツが散在し、粘土層には雲母が混ざっています。出来上がったワインは無駄がなく引き締まり、繊細な酸を保持しています。当面はバロッサ東部のヴァイン ヴェイル地域の古い畑からも少量のワインを造り続けていきます。