1829年創立の英国王室御用達の名門シャンパーニュ メゾン"ボランジェ"の「スペシャル キュヴェ」です。ピノ ノワールを主体にシャルドネとムニエをブレンド。グラン クリュ、プルミエ クリュのブドウを85%以上使用。 5-10年間熟成させたリザーヴワインを加えて、シャンパーニュAOPで定められている2倍以上の贅沢な時間をかけて熟成させています。熟れた果実味とスパイシーなニュアンス。ビロードのような繊細な泡が立ち昇る、フレッシュさとリッチさを兼ね備えた素晴らしい質感のシャンパーニュです！

"ノン ヴィンテージ"から"スペシャル ブリュット"に表記変更

1911年ジョルジュ ボランジェの英国代理人が、ノンヴィンテージのシャンパーニュなのに、とても繊細で表現力が高かったことから“Brut sans ann e”（ヴィンテージ記載無しのブリュット）という表記はこの繊細なシャンパンにふさわしくないと考え「スペシャルなブリュット」という意味を込めて英語表記の「Special」を採用。100年経った現在でもボランジェの長い歴史と高品質な造りを象徴する特別なシャンパーニュです。

85％以上がグランクリュとプルミエクリュのブドウを使用

ノン ヴィンテージながら、使用されるブドウの85％以上が、グランクリュとプルミエクリュ畑のブドウを使用した別格のシャンパーニュです。ピノ ノワール60%、シャルドネ25%、ムニエ15%のセパージュ。モストは一番搾りのみを使用。タンク、またはオーク樽で一次発酵を行い、カーヴで最低でも3年間熟成させます。常に安定した品質のシャンパーニュを提供するため、コルク栓をしたマグナムボトルで5-10年間熟成させたリザーヴワインが5-10％加えられ、シャンパーニュAOPの法規制で定められた熟成期間の2倍以上の贅沢な時間をかけて熟成しています。ドサージュは1リットルあたり7-8グラムと控えめな添加量です。

熟れた果実味とスパイシーなニュアンス

美しい黄金が輝く黒ブドウを思わせる特徴的な色合い。熟れた果実味とスパイシーなニュアンス、焼きリンゴ、リンゴのコンポート、桃などの複雑な香り。骨格、余韻、活気が絶妙なコンビネーションを演出。ビロードのように繊細な泡。後から洋梨、ブリオッシュ、新鮮なクルミ、スパイシーさと風格や偉大さを感じます。魚介料理全般、白身のお肉料理、パルメジャーノや生ハムなどと良く合います。

1829年創立の英国王室御用達の名門シャンパーニュ メゾン"ボランジェ"は「We Are Bolly Family」がモットー。ピノ ノワールの聖地、シャンパーニュ地方 アイ村で家族経営を続けるグランメゾンです。職人の手による伝統製法で支えられたクラフトマンシップに裏打ちされたエレガントで質の高いワイン造りには定評があります。創業以来、今でも木樽発酵を行っている数少ないメゾンのひとつ。一貫したスタイルと安定した品質により、ミシュラン星付きレストランのシェフやソムリエなど、食のプロフェッショナルに高い評価を受け、ワイン愛好家なら知らない人はいないと言われるほどの熱い支持を得ています。

特にメゾンのスタイルが体現され、ノン ヴィンテージ枠を超えたと賞賛される代表作“ スペシャル キュヴェ” は世界中のBolly Lovers から愛され続ける逸品。伝統を重んじながら、斬新かつ革新的な発想を絶えず持つことで、温故知新のバランス感覚に長けているのも見逃せないポイントです。1884年には当時のヴィクトリア女王より、英国王室への納入を許される「Royal Warrant」の授与を受けます。以来、130年以上に渡り、メゾンはこの栄誉を守り続け、今日も英国王室への納入を続けています。

メゾンを語る上で欠かせない人物がマダム エリザベス リリー ボランジェ。シャンパーニュ地方を代表する女傑のひとりとして、歴史的にも語り継がれる彼女の功績はメゾンにとって大切なレガシーです。3代目当主で夫のジャック ボランジェの死後、世界の混乱期にあたる1941年-71年の30年間、メゾンを第二次世界大戦の騒乱より守り抜き、戦後はシャンパーニュの普及に尽力します。1967年にはメゾンの哲学が存分に込められた不朽の名作、スーパープレステージシャンパーニュの「R.D.」を世に送り出し、現在もなおマダム リリーの誠実な思いは受け継がれています。