8年ぶりに入荷した貴重なレチョート

アマローネの巨匠ジュゼッペ クインタレッリで14歳の時から十数年間働いたルーカ氏によるワイナリー「ラルコ」のレチョート。厳選したコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラを約120日間アパッシメント（陰干し）して醸造する、「10年に2度造れるかどうか」という非常に貴重な甘口ワイン。黒スグリのコンフィチュールのような香味。完璧なほどにバランスが取れた、エレガントな甘さのレチョートです！

上質なブドウを約120日間アパッシメント

畑は標高90-100ｍにある粘土石灰質の土壌。ブドウは1960年代-2000年代に植えられたコルヴィーナ55%、ロンディネッラ35%、モリナーラ10%を使用。特に優良な畑の上質なブドウのみを収穫。約120日間アパッシメントさせることの出来る、特別な気候の年しか造ることが出来ません。

完璧なほどにバランスが取れた、エレガントな甘さ

濃厚なルビー色の外観、黒スグリのコンフィチュールのような甘い香り。なめらかな口当たりのエレガントな甘さで、完璧なほどにバランスが取れています。パイやタルトなどのデザートにはもちろん、熟成させたチーズとも相性がいいです。飲む数時間前には抜栓しておくことをお勧めします。サービス温度は17度程が適温です。

「ラルコ」は、アマローネの巨匠「クインタレッリ」に長年ブドウを販売していた栽培農家に生まれ、14歳から十数年間に渡りクインタレッリの下で働いたルーカ・フェドリーゴ氏が設立したワイナリーです。巨匠の身近で栽培と醸造を学び、ヴァルポリチェッラの伝統を表現するしっかりとした造り手です。ヴァルポリチェッラのワインが受け継いできた伝統をそのままに継承しながら、ヴァルポリチェッラらしいワインを生み出すことに細心の注意を払っています。

クインタレッリから独立し、畑を購入し、1998年に初リリース。アマローネは90～100日間の長期のアパッシメントをし、熟成もスラヴォニアオークの大樽熟成。栽培と醸造の両方において徹底して伝統的なやり方を貫きます。いっぽうで、師であるクインタレッリがそうであるように、カベルネフラン、カベルネソーヴィニョン、メルローのフランス系品種にも可能性を見出し、ルーカなりの方法でIGT「ルベオ」を生み出します。

ワイナリー名の「ラルコ」は『ユピテルの拱門』と呼ばれる石でできたアーチに由来します。『ユピテルの拱門』は、ネグラールへ向かう道からよく見えます。数年前まで、フェドリーゴ一家はその拱門の近所に住んでいました。『ユピテルの拱門』は、その起源を16～17世紀にまでさかのぼり、サン・ヴィート・ディ・ネグラールにある丘陵に沿ってそびえる７つの拱門のひとつです。ルーカにとってこの拱門は、過去の記憶を呼び起こさせるものであり、その記憶こそ、ルーカがワインの中に表現したいと願うものです。