スコラ サルメンティは、プーリア州ナルドDOCのポテンシャルを表現するために立ち上げた生産者。フィアーノ、ネグロアマーロ、プリミティーヴォなど土着品種に注力しています。このワインはプリミティーヴォ種100％から造られるサレントロッソIGT。ミディアムからフルボディの果実味豊富で非常にバランスが取れた味わいです。

2023年1月にCEOのロレンツォ マッラ氏にお話を聞きました。

「樹齢14～15年のプリミティーヴォで造るクリテラです。ステンレスタンクだけで生産しています。スパイシーで革の香り、サクランボのような赤い果実香もあります。プリミティーヴォなので、柔らかさもありますが、同時に果実感とタンニンもあるので、肉料理と合わせることができます」

2023年1月にクリテラ プリミティーヴォ2020ヴィンテージを試飲しました。

やや明るいルビー色。香りは明るく軽やかな印象。赤系果実、ジャム、スパイスなどの香りが層になってやってきます。甘やかで果実味に溢れる味わいが一貫していて、フィニッシュまでその余韻が持続します。

1ヘクタールあたり4200本の高密植栽培でブドウはギュイヨ仕立てで栽培されています。平均樹齢15年のプリミティーヴォを丁寧に手摘みで収穫。温度管理されたステンレスタンクで熟成されます。

濃い色調のルビーレッド。イチゴやブラックチェリーなどの凝縮された果実香とスモーキーでスパイシーなニュアンスがバランス良く感じられる。果実味豊富で非常にバランスが取れた味わい。フレッシュで飲みやすく、余韻も長く楽しめる。実にコストパフォーマンスの高いワインです。仔羊の香草パン粉焼き、サラミ、焼き鳥レバー(塩)など、お肉料理との相性が抜群に良く合う赤ワインです。

ロレンツォ マッラ氏とサンドロ　カラブレーゼ氏が立ち上げた、2004年市場デビューの若いワイナリー。

「スコラ・サルメンティ」とは、Schola Sarmenti = School of Sapling =若木(若者)のための学校といった意味。「良い葡萄づくり」をポリシーとして、共通の志を持つ近親者や親しい仲間らとともに40haの畑でワイン造りを行っています。

収穫は手摘みで行い、悪い房や実はハサミで一つ一つ落とすなど、良質な果実のみを用いることに専念しています。仕立てはサレント半島に伝わる伝統的植樹法「アルベレッロ(株づくり)方式」を採用。リリース後まもなく、トップワインの「クバルディ」はガンベロロッソで2グラスを獲得、注目を集めました。